東名あおり運転裁判の判決は、懲役18年!

2018/12/14

危険運転致死傷罪適用の是非をみんなで考えよう!

 すでに各所で報道されている、「東名あおり運転裁判」の判決だが、なんと、横浜地方裁判所は、識者に法律の拡大解釈にあたると言われていた「危険運転致死傷罪」を適用。検察の求刑懲役23年に対して、懲役18年の実刑判決を言い渡した。まさに、法律と国民感情(民意)の対決において、裁判所が民意に添ったと言っても過言じゃないだろう。

 もちろん、原告と被告が上告し、高裁がその判決を棄却すれば、なかったことにはなるのでまだ判例とはいえないが、今後の交通取締に大きな影響を与える判決であることは間違いない。なにしろ、法律には「運転中」という言葉が明言されているのに、因果関係ありという判断で、「危険運転致死傷罪」が適用されたのだから。

 いずれにしても今後、今回の裁判を機に、「あおり運転罪」を新たに制定する必要性が問われるかもしれない。今回の拡大解釈がそのまま法律になるとしたら、ちょっと怖い話だ。